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2024年度ITC近畿会通常総会 開催報告

 

特定非営利活動法人ITC近畿会の2024 年度の通常総会が2024年6月8日(土)午後に開催されました。

今年もZoomミーティングを利用した総会となりました。

例年どおり、総会会場としてブレイクアウトルームを活用し、入場管理を担当した下井理事が来場いただいた参加者の会員資格の確認とブレイクアウトルームへの誘導などを遅滞なく行いました。

 

通常総会は、今回の司会進行を務める寺川理事の開会宣言のもと、予定通り、13時15分から始まりました。

 

冒頭、理事長の垣見多容より、この1年のITC近畿会への様々なご支援とご協力に感謝の言葉があり、今後の活動についても期待をいただきたいというあいさつがありました。

 

次に、司会者から当日の出席状況の報告があり、総会員数81名の内、当日出席15名、委任状・事前議案採決33名の合計48名の出席により定款第24条に基づいて総会が成立した旨、宣言されました。

 

その後、司会者より定款23条により、垣見理事長を本総会の議長に推薦する提案があり、拍手で承認され、垣見理事長が議長に選出されました。


理事長の垣見多容より ご挨拶

 

  昨年5月に新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが「5類感染症」となって1年が過ぎました。もはやコロナ禍は過去のものというムードもあります。

 日常が戻ってきたことは喜ばしいことですが、それによって、通勤ラッシュがぶり返したり、働き方が旧態依然に戻ったりしてしまっては、せっかくこの間チャレンジしてきたことが水泡に帰してしまいかねません。

 わたしたちがめざす事業改革やデジタルトランスフォーメーション(DX)も同様で、少しの気持ちの緩みから一瞬で大きく後退する場面にも遭遇します。デジタル化の仕組みそのものは、そう簡単にはなくなりませんが、それを運用する人間の気持ちはやはり不安定なようです。

 そういった意味で、これからの時代は、DXに向かって進みつつも、それを維持し継続して行くための「ひと」を育てることが各企業においても急務といわれています。

 しかしながら、DXの推進と併行しての人材育成、中小・中堅企業においては決してたやすい道のりではないと思います。

 そうした局面でこそ、デジタルやITから経営課題にまで精通するITコーディネータが活躍できるチャンスではないかと考える次第です。

 DXも、とりあえず進めようという時期から、自社のDX現在地を確認するための「DX推進指標」が登場し、Ready for DX、DXへのスタート地点に立ったことを示す「DX認定」、そして達成した成果を評価する「DXセレクション」「DX銘柄」といった測定と評価の各指標も整備されてきています。

 これらをうまく組み合わせて、顧客へのアドバイスやアプローチをすすめていきたいものです。

 みなさまには、これまで以上にITC近畿会へのご指導とご協力を賜りますようお願いを申し上げる次第です。


第1号議案「2023年度事業報告」

第1号議案「2023年度事業報告」は、野口事務局長、金田事業委員長、宮原広報委員長より報告いただきました。所用で欠席の桑野委員長に代わり、支援委員会の報告は議長が代行しました。

第2号議案「2023年度決算報告・監査報告」の決算報告を野口事務局長より、監査報告を堤監事より報告いただきました。



質疑は特になく採決に移り、第1号議案、第2号議案はいずれも賛成多数で承認されました。

2024年度は改選期にあたり、3名の理事と1名の監事が退任し、退任理事の帶川さんが監事に就任しました。これにより2024年度は理事14名、監事2名の体制となりました。

 

続けて、議長から2024年度理事会体制(案)を説明いただきました。下井理事が事務局会計担当に就任するほか、これまで会員支援機能を担ってきた支援委員会をいったん閉じ、会員だけでなく、広く一般にも間口を開いたセミナー事業を強化発展させるため、セミナー活性化PJを金田事業委員長のもとに設置します。

なお、新体制は7月1日に臨時の理事会を開催して決定するものです。


2024年度事業計画

第4号議案「2024年度事業計画」では、2024年度のITC近畿会基本方針が議長より提案され、続いて野口事務局長、金田事業委員長、宮原広報委員長より事業計画が提案されました。





2024年度 活動予算

第5号議案「2024年度活動予算」は下井新会計担当理事から提案されました。第5号議案の説明後、第4号議案、第5号議案についての質疑に移りましたが、特に質疑はなく採決の結果、第4号議案、第5号議案はいずれも賛成多数で承認されました。 

以上をもって、すべての議事は滞りなく終了し、総会は閉会となりました。


ITC近畿会からのお知らせ・連絡事項

この後、少しお時間をいただき、金田副理事長から、本日ご参加の会員の皆様へのお知らせがありました。

サイボウズを活用いただきたいことや、会の適切な運営のためにメールアドレス変更時にご連絡いただきたいこと、プロフィールの登録をお願いしました。

 

さらに会員の皆様と交流し、もっと近畿会を活用していただくために企業内ITCのみなさんへのお知らせ、Kintone研究会の開催、ケース研修についてお話しいただきました。

会員の皆様からアイデア、ご意見がありましたら、いつでもご連絡ください。

今回も、総会の準備に尽力いただいた理事会メンバーのみなさん、当日の運営をサポートいただいた運営メンバーのみなさん、そして、お忙しい中、当日ご参加いただいたみなさん、委任や議案への事前投票など、ご協力いただいたすべての会員のみなさんのおかげで総会が無事成立できたことを、理事会としてお礼申し上げます。