2026年度通常総会にあたっての理事長あいさつ

我が国を取り巻く世界情勢は、中東及び中央アジアにおける地政学的なリスクなどにより厳しい局面を迎えていると言われています。その中にあっても、我が国の経済は引き続き堅調を保っており、今後さらなる展開が期待できる状況となっています。
一方で、ChatGPTの登場以来4年。世の中を新たなステージへと導いてきた生成AIが、さらに多機能、高性能化することで、もはや社会全体の基盤を大きく変貌させる存在へと向かってきているように思われます。
これはもはやインターネットやスマートフォンに続く、21世紀における産業革命であると云われるところでもあります。
われわれITコーディネータは、このAIを中心とした時代の変革の中にあって、引き続き国内の中小企業のデジタル化、DXの推進に寄与し、それらを牽引していくという使命を担っています。これまでのDXは、どちらかといえば、理論が先行しているといわれてきましたが、デジタル化への取り組みについても、進化したAIが、例えば、現場の生産性をさらにフィジカルに向上させるツールとして寄与してくれることによって、もう一歩も二歩も前に進めることができる、そういう環境が整ってきたと言えるかもしれません。
ただ、そうした技術の進化の速度はあまりにも早く、われわれITコーディネータも現状にとどまっていたり、甘んじていては、使命を果たせない。日々新しい情報に向き合い、研鑽を続けることが求められています。
そういう時代変化の中ですが、ITC近畿会はその活動の方向性を少しアナログな方向に変えつつあります。
アナログと言いましても決してデジタルを否定するという意味ではありません。
昨年12月のデジタル経営カンファレンスは、久々のリアル会場を含めたハイブリッド開催を実現し、多数の方にご参加いただきました。
今年に入ってからの、会員交流会、SNS&AI研究会など、こうした集まりをリアルで開催し、毎回10数名から20数名という多数の皆さんにお集まりいただいて、大変活発な議論や勉強を続けています。
コロナ禍以降、Webの集まりが中心でしたが、こうして久々にリアルで顔を合わせるイベントを重ねていくことで、ITC近畿会へも新たなメンバーを多数お迎えすることもできましたし、会員相互に顔の分かる関係性というものが構築できてきているように思います。
こうした関係性を維持しながら、ITC近畿会としては今後も会員の皆さんによりお役に立てる活動を目指していきたいと考えています。
みなさまには、これまで以上にITC近畿会へのご指導とご協力を賜りますようお願いを申し上げて、2026年度通常総会にあたってのごあいさつとさせていただきます。
2026年6月13日 2026年度通常総会にて
特定非営利活動法人ITC近畿会 理事長 垣見 多容